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葉の雨滴

第3回 令和4年 6月 18日  猪名川のオギ原を守ろう ~  外来種駆除大作戦 ~

ジャコウアゲハ(麝香鳳蝶、麝香揚羽)

学名: Byasa alcinous または Atrophaneuraalcinous)チョウ目アゲハチョウ科チョウの一種。

和名は、雄の成虫が腹端から麝香のような匂いをさせることに由来する(成分はフェニルアセトアルデヒドであることが判明している)。

外来植物対策の必要性

外来植物とは、外国からやってきて日本に定着してしまった植物のことで、とても繁殖力が強く、猪名川に本来生育している在来植物の生育を脅かす植物です。猪名川本来の草花や生態系を守ることを目的に、外来植物を広げないようにするための活動が、今回の~外来種駆除大作戦~です。

 

​オギ原まわりの外来植物(アレチウリ・セイタカアワダチソウ・ブタクサ等)の抜き取り作業を行いました。

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​みんな頑張ったで

冬の鹿
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オギ (荻)

イネ科・ススキ属

学名: Miscanthus sacchariflorus

英名:Amur silvergrass

​分布:日本全国

オギ(荻)は日本各地に広く分布しており、河川敷や田んぼのあぜ道などでに自生し、秋になると白銀色の穂が風に揺れる様子を楽しめます。

穂は茎が固くて長持ちし、水を弾いて雪や雨にも耐えられるのが特徴です。また、古くから日本に自生しており、茅葺き屋根の材料としても利用されていました。

 

名前の由来

オギは穂が風になびいている姿が美しく、その様子が「霊魂を招き寄せるようだ」と例えられて、はじめは「おぐ(招)」と名付けられました。しだいに「おぐ」がなまって「オギ」になり、漢字の「荻」が当てられたそうです。また、白くて立派な穂が白馬の尾に見えたため「尾の木(オノギ)」から「オギ」になった、という説もあります。

は白くてふわふわとしており、見る人に優しい印象を与える植物です。穂の大きさは20cm〜40cmほどで、「小穂(しょうすい)」と呼ばれる緑色や褐色の、楕円形の花序がたくさんついています。オギの小穂は互生しており、銀白色の約1cmの毛が生えているのが特徴です。また「風ききぐさ」という異名をもち、穂が風を受けてサワサワと音を立てる様子に由来しています。秋の訪れを知らせてくれる音としても親しまれており、十五夜のお月見をする際に月見団子とともに飾られる代表的な植物です。ほかにも「寝覚草」「目覚草」「風聞草」など、たくさんの名前がつけられています。

は中央に白い筋状の縦線が入っています。葉は成長すると40cm〜80cmほどまで長くなるのが特徴です。開花時期(9月〜10月)が近付くと、下葉から枯れ込んできて最終的には葉が抜け落ちます。

9月〜10月にかけて赤色のを咲かせます。20cm〜40cmほどの花序に次々と花芽をつけますがあまり目立ちません。オギの穂は白色や白銀色をしていますが、開花時期になるとほんのりと赤く色付いているように見えます。

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カヤネズミハウス!

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